welcome




  10/4(土)第八回 8-bit読書会 @京橋エリア  

 京橋で開催しました読書会は、この度も無事終了いたしました。

日本橋~銀座の辺りは、町がマス目状じゃないですか。当日はあろうことか主催者の私が、

少し道に迷ってしまいました💦京橋マジで分かりにくいですね(個人の感想です)。

この日も晴天に恵まれまして、日向なら実に快適なお日和。ご参加のみなさま

お疲れさまでした!

以下、当日紹介された本になります。




  『風の谷のナウシカ 7巻/宮崎 駿』  

 ご存じ、駿の長期連載作品の最終巻ですね。映画版だと2巻のところで終わりになるんですよね。

レビュアーさまによると、映画ラストのあたりの台詞も原作と微妙に異なるとのこと。

作者の意図がいろいろ気になります。7巻まで行くと映画とはだいぶ印象もかわるらしく、

ジブリ作品の話から始まり、最近のミステリや映画の話題など話が広がりました。


  『火山列島の思想/益田 勝美』  

 国文学の泰斗、益田 勝美氏が書いたいくつかの論考をまとめた本です。

古代から中世当たりのいろいろな事象に、氏が普通とは少し異なる面から考察してゆきます。

オホクニヌシと言えば出雲ですが、この火山列島日本では、もっといたるところでオオナモチ

(=オホクニヌシ)の神威を感じていたのではないか。醍醐天皇の子のうち、極めて異色の皇子、

その名も●●!彼はどのような魂を持ちえたのか?補陀落渡海と鴨長明のお話、など

興味を持った方はぜひご一読してみてください。


  『昭和の名短篇/荒川 洋治編』  

 レビュアーさま一番のお薦めは、三島の「橋づくし」。銀座の芸者や友人たちが、

今風に言うと、その界隈での都市伝説を検証するお話。今は首都高になっている築地川。

そこにかかる橋を同じ道をたどらずに7つ渡りきると、願いがかなうという噂を確かめる

4人の女たち。願いが成就するにはもう一つ厄介な条件があって。。。編者の荒川氏に

言わせると三島短編の最高峰とのことです。当会もちょうどこのエリアで読書会をやっているので

出てくる地名がぐるっと繋がって面白いですね。




お読みいただき感謝感謝


レポートへ戻る